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十分に調べた結果です
説得力あるなぁ
Contents
禁断の食べ物卵かけご飯
※この記事は作者が死ぬ気で調べた結果を記載して、さらに実際に食べていますが、やるかやらないかの判断は各自にお任せ致します。
オランダに来た日本人が必ず食べたくなるもの
それが卵かけご飯!(以下TKG)
熱々のご飯と、生卵の風味のあるねっとりした味が非常にマッチ!
その上に醤油なんて垂らしたらもう最高!
食べるしかない!(゚Д゚)
世界的に見ても日本人は非常に卵が大好きです
その消費量は堂々の世界2位 年間 338個/人(オランダ205個/人)
しかも特徴的なのは生卵文化!
ユッケの上に
すき焼きのタレとして
うどん、そばのトッピング
TKGなどの丼もの
兎にも角にも生卵が大好きです
が、これは世界からしたら異常事態です
ドンピシャでWhy Japanese people?なので、かなり奇妙に見えるみたいですね
卵は加熱処理、これが世界のスタンダード
なので当然オランダの卵も加熱処理を前提にしています
なぜオランダの卵は加熱前提なのか、
そこを追及すると共に、理論を構築し、最終的にはガッツリ生卵を食べます!
オランダ卵事情
サルモネラ菌対策状況
卵を語るうえで欠かせない話題がサルモネラ菌です
要は腹痛を起こす菌なんですけど、この管理が日本に比べて欧州は甘いです
とはいえ色々調べた結果、
日本ほどではないが、オランダは世界的に見ると優等生という事もわかってきました
他のブログによっては
欧州はサルモネラ菌対策をそもそもしていないという記事も見られましたが、
オランダの原文を読み込んだ結果それは間違いと判断しています
先ずオランダではサルモネラ菌起因の食中毒が年間968件 (2017, NVWA)です
大半が卵起因だという話ですが、とりあえず全部卵だとしても年間968件しか出ていません
一方で日本は年間640件です、こちらもとりあえず全部卵起因にしましょう(2018年, 食中毒発生状況レポートより)
意外と僅差で安心できる様に見えますが、
そもそも海外は加熱処理文化なのを忘れてはなりません!
日本は生で食べても年間640件しか出ていないとも考えられます
とはいえ年間968件しか出ていないの?
っていうこの数字の低さも気になりますよね
という事は何らかのサルモネラ菌対策をしていると考えられます
そこに注目して調べたところ、、、
やはりありました、サルモネラ菌を発生させた場合の養鶏場に対するペナルティです
All hens at a farm that has been declared contaminated with Salmonella must be vaccinated against S. Enteritidis. Only once there are no more S. Enteritidispositive flocks on a farm, will vaccination for supplied flocks of laying hens no longer be required.(2018. NVWA)
ここから読み取れるのは、
もしサルモネラ菌が検出されればその養鶏所は直ちに全数ワクチン接種を求められるということです
つまりサルモネラ菌のコントロール状況を定期的に確認し、申請しているということになります
日本は生食を前提としているためワクチン接種は一般的です
欧州は加熱処理を前提としているため、ワクチン接種は義務ではないです、
ですが!
サルモネラ菌チェックは義務ということになります
オランダは確実にサルモネラ菌対策をしています
そして発生させた場合のペナルティもあるという事です
そしてオランダはヨーロッパで最もサルモネラ菌による急性胃腸炎の患者が少ない国です (Food Safety News, Dutch Salmonella cases hit record low)
これはかなり有力な情報と言えますね
この時点でやはりリスクとしては超低いと考えて良いでしょう!
文化の違いが卵の後処理工程を変える!
じゃあどの卵を買えばいいのか?
それも大きな判断ポイントと言えます
欧州は一般的に卵を収穫した後に洗浄を行いません
スーパー等で卵の表面に毛がついていたり、
汚れたりしている卵を見た事があると思いますが、これは全て洗浄していないためです
洗浄しないなんて汚い国!
確かにその一面だけを見れば汚い卵ですがこれには理由があります
先ずはこの卵の模型を見て下さい
本来卵はクチクラ層というものが表面についています
これは外部からのバクテリアの攻撃から身を守るための保護膜になっています
日本は食品衛生法によりすべて殺菌消毒して膜をとってしまいます
しかし欧州では、わざとこの部分を残して出荷します
ここを取ると外部からの攻撃に弱くなって食中毒を引き起こす可能性があるからです
というのも、欧州では常温保存が一般的
卵なんてそもそも冷蔵庫に入れて運びません!
一方で日本は卵について10℃以下で保存することが望ましく、冷蔵して搬送し店頭でも冷蔵です
卵に対する食べ方の文化の違いが、
後処理工程全部に影響を与えているんですね!
安心安全なハイクオリティ卵の見分け方
もっと具体的に何の卵が安心なのか特定したい!
ここが一番重要ですよね
どの卵が品質が良いのか、私たち外国人にとって一番調べるのが難しいところです
ですが安心してください
オランダ・ベルギー・ドイツ・フランスは卵の統一基準を作っています
それを見てみましょう
卵ケースの裏にこの様なものが印刷されています
右側の0,1,2,3という数字に注目して下さい
これは卵の品質(等級)を表しています
0:有機飼料で一切の化学物質を排除し広々とした場所で飼育
1:化学合成飼料は使っていいが広々とした場所での飼育
2:化学合成飼料もOKで育てるゲージも狭い
3:日本で主流のゲージ飼い(欧州は禁止になり実質存在しない)
つまり0がもっとも審査基準が高く、大事に育てられているということです
卵の表面に印字がありますね
0-NL-4332801
これはつまり、
オランダ産の高品質な有機栽培による卵という意味です(最後の数字は農家登録番号)
以上の考察から、
・オランダはサルモネラ菌対策をしている
・たまご等級の0番は特に品質を拘りぬいている
つまり、
0番から始まる卵は全てサルモネラフリーで安心して生食可能と判断しました!
また実際に高品質な卵を提供しているBlije Kipというブランドは
HPに堂々と全数ワクチン接種済みとの記載もあります
ただ再度強調しますが、このメーカーがサルモネラ対策しているという、限定した話ではありません
0を付けるという事は、それだけの品質管理を求められます
つまり0であるという事は安心安全の最上級で生食OKと判断が出来るのです
実際にTKGで食べた具体的な卵メーカーと味の感想は次のブログにて!
超うまかった♪
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とうもろこしご飯とハーブで味付けされたポーク
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付け合わせのゆで卵は2-NLなので気持ち程度長め目に茹でてます
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