永久保存_欧州の銀山!プラハから電車で1本クトナーホラ完全解説

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どうもートラベラーアキです!

以前チェコ行った時の旅行日記ブログで紹介してた欧州最大の銀山クトナーホラですけど

遂にですよ、よーやく永久保存版の記事です!

 

本当はもっと早く書いてサマーホリデー中に完成させても良かったんですけど、Twitterとか見てると日本からの旅行解禁もまだだし、欧州に住んでる人たちはギリシャ行くし(欧州はギリシャが超絶人気)で

まぁ別にいいかなぁって放置してました(笑)

楽しみにしてた人はすみません、、、

 

 

さて今回の記事ではプラハから電車1本で行けて、絶対に損しないクトナーホラについて魅力と観光場所をガッツリ語ります

 

そんな事言っても他の旅サイトと同じなんじゃないの?

って思った方、その通り!

 

けど僕がチェコ行くときにかなり調べ込んで英語HPも日本語HPも両方とも確認しました

紹介している場所はハッキリ言って同じですが、色んな物を確認したうえでここは絶対に外せないという場所を網羅してるし旅行に必要な情報を書いてます

 

いわば僕なりのまとめサイトでめちゃくちゃ参考になりますよ

 

このブログを見る事で

・クトナーホラのメイン旅行先が分かる

・クトナーホラの楽しみ方が分かる

・クトナーホラの感想が忖度ない生の声でわかる

 

という事になってます

 

じゃあ本編いってみよー!

 

 

 




歴史的価値と行き方

先ずチェコが欧州に誇る最大の銀山だったクトナーホラについての歴史からです

どれくらいクトナーホラが栄えたというと、最盛期にはプラハを凌ぐ場所とも言われたらしいですし、それに各国の王様が来る場所としても有名でした。今でもその名残があってイタリア宮なんて場所もあります

 

クトナーホラの歴史的重要ポイント

・クトナー・ホラの銀産出量は豊富で、13世紀にはヨーロッパの3分の1を占めチェコ黄金期の経済を支えた

・14世紀にはボヘミア王によって王立造幣局が設立され、ここで鋳造された高品質な銀貨が中央ヨーロッパの共通貨幣となり、チェコに莫大な富をもたらした

・造幣局は王の邸宅を兼ね、イタリア宮と呼ばれ歴代の王がしばしば滞在し、チェコの経済・政治・文化の中心的な都市となった

・14世紀には、市民たちが資金を集め、鉱山労働者の守護聖人として聖バルバラ教会の建設が始まった

・フス戦争でフス派が占拠し敵対国家と激しい攻防戦を繰り広げた

・ペストで人口が2桁まで落ち込み遺棄された

 

そして現代ではプラハの観光客を取り込んで優れた観光地になったクトナーホラですが、ここはあるキリスト教修道士が銀鉱石を発見するところから町がスタートします

 

ボヘミア王国の宝石と言われたクトナーホラの最大の見どころ聖バルボラ教会 (1995年 世界遺産)

このゴシック様式で豪華絢爛に造られた巨大建造物がキリスト教修道士の銀鉱石発見からスタートしてるってのは面白いですね

一番あるあるパターンの権力者や文化発祥の地ではなくシルバーラッシュで栄えた町です

 

 

最盛期の中世時代は当然電車なんてなくて馬車で移動していましたが、なんとまだプラハにもその名残が残ってます

それがこのプラハの火薬塔でこれはクトナーホラへのゲート門(Kutnagorska)として使われていました

 

ですがまぁ現代には電車という素晴らしい乗り物があるので火薬塔からの出発ではなく、直ぐ近くにあるPRAHA HAVNI NADRAZI駅(プラハ中央駅)から出発しましょう

Kutna Hora (クトナーホラ)へは電車で一本ですが郊外になるのでチケットカウンターでクトナーホラ往復(Round trip)を購入したら大丈夫です

受付の人も観光地なので直ぐに分かってくれます

もしカウンターが苦手ならネット注文でもOKです

 

チェコ電鉄公式HP https://www.cd.cz/en/default.htm

こんな感じでPraha hl.n.(PRAHA HAVNI NADRAZI駅の事です)からクトナーホラまで購入できます

等級2の車両で片道でだいたい650円って所なので安いですよねー

比較的電車の本数が多いので日帰りでガッツリ旅行してもいいし、世界遺産地区のホテルで泊まってビール飲んでも良いし、そこは旅のプランに基づいて決めて下さい―

 




お勧めの観光場所とルート

観光ルートまとめ

セドレツ納骨堂⇨聖母マリア大聖堂

バスで中心部へ移動

聖バルボラ教会⇨鉱山博物館

 

クトナーホラは納骨堂側と教会側の2地区が観光場所です

電車から降りたら歩いて15分くらいでセドレツ納骨堂、聖母マリア大聖堂に到着するので、先ずは街の雰囲気を楽しみながら歩くのが良いと思います

 

聖母マリア大聖堂とセドレツ納骨堂は両建物の間あにあるInformation Centerで購入します

2か所入れるチケットにするか、片側だけにするか選べます

Google mapによると月曜日ー日曜日まで、朝8:45ー17:45に空いてます

 

 

聖母マリア大聖堂

Kutonaで14世紀に建築が始まり一番最初に造られたゴシック様式の大聖堂です。フス戦争で半壊した後は18世紀にバロック様式で再建されました。そして今は建物の一部がPhilip morris(タバコ)の工場になってます。中はクリーム色で統一された空間で祭壇が置かれてるらしいのですが、聖バルボラ教会と比べて外観からして汚い感じなので僕は入ってません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セドレツ納骨堂

クトナーホラで銀を見つけた修道士が祈りを捧げていた場所で、いわばクトナーホラ誕生の地ともいえる場所です。今は4万個とも言われる人骨を使って地下納骨所をデコレーションしています。

フス戦争やペスト(黒死病)の結果、墓地に納められる人骨が増えていきました。なので14世紀に戦争で死んだ人の骨も飾られています。しかも何のキズで死んだとまで書いてました。刀とか槍とか弓とか色々。

いまの骨を使った見せ方に変えたのは18世紀で、シュヴァルツェンベルク家がこの場所を買い取り骨の山を整理するためにインテリアちっくに変えました。納骨堂内に骨で作られたシュヴァルツェンベルク家の家紋が飾られてます

Processed by: Helicon Filter;

 

次に南側へ移動して街の中心部へバスで向かいます

ローカルバスのチケット購入方法はバスの運転手に伝えるかインフォメーションセンターで買えるので、インフォメーションセンターで購入した方が良いです

ちなみに僕は車で行ってて、Parkoviště Na Valechの駐車場が無料で町から近いのでお勧めです




聖バルボラ教会(1994年,世界遺産)

1388年に建築が始まりましたが、フス戦争、30年戦争、そして銀が枯渇して放置されて、今の状態になったのは1905年です。んで実は今の形でも、当時の設計図面の1/2程度の大きさの様です

銀がザクザク出た時はプラハを凌ぐと言われたクトナーホラなので、マジめちゃくちゃお金有ったんでしょうね(笑)

なので今も未完成状態です、皆がガンガンお金を落とすことで100年後くらいには再建するかもしれないです

 

建設から仮完成まで600年かかってるので特有の外観をしてて3つの曲線美が美しい尖塔なんて教会とは思えない形をしています。また教会内部の装飾品も細部まで細かく作られており他の大聖堂より物凄いゴージャスです。それ以外にも14世紀に掛かれたフレスコ画が当時の状態を保ってるのが素晴らしい!

漆喰で別の絵が上塗りされていたのですが、それが建設中に剝がれ落ちて発見されたので下に隠れてた当時の壁画が当時の状態を保ったままだったのだとか。

 

もう中入った瞬間に、あぁこれは世界遺産だわ!って感じのスケールでめちゃくちゃ良い!

 

鉱山博物館, The little castle( České muzeum stříbra)

クトナーホラは銀が年間3,000-5,000kg取れており、それ以外にも銅が50-100tonも採れてました。この銀の生産量は当時のヨーロッパで間違いなく最大でそして市場流通している銀の3分の1と言われてます

当時の採掘方法はバルボラ教会内に描かれていて、一人が石を抑えてもう一人がハンマーで叩いて採っていたようです。石を抑える方は危険が伴うため主に囚人が役目を担っていました

この鉱山博物館は実際に使われていた銀の採掘穴に入ることが出来ます。汚れても大丈夫なように白色のガウンを貸してくれるので安心ですね。ちなみに一番小さい穴は幅40cmなので体が大きい人は厳しいかもしれないです

 

その他見どころ

ちょっとやり込み要素が出てきますけどクトナーホラの旧市街地は中世の雰囲気がそのまま残っています

街自体が世界遺産登録されているのでゴシック様式の建築物を色々見る事ができますし、それ以外にも歴史的価値があるものが盛りだくさんです。

旧市街地は歩くだけで楽しい場所なので時間があったらぶらり散歩して喫茶店に入ってビールを飲むのがお勧めです

僕が気になったものだけリストアップしておくので参考にして下さい

ゴシック様式の石造井戸, Stone fountain (Kamenná kašna)

チェコの有名建築家Matěj Rejsekによって造られた井戸。銀で汚染されたクトナーホラに新鮮な水を供給した

聖ヤコブ教会 (Kostel sv. Jakuba)

14世紀初めに造られたゴシック建築の教会。ここが町の中心として機能して労働者の祈りの場になった

Italian court (Vlašský dvůr)

13世紀終わりに建てられた要塞化された城で銀の倉庫として使用された。其の後銀の通貨製造が始まりこの場所で銀鋳造が始まった。また通貨改革を行う際にフィレンツェの金融業者をここに呼んだことからItalian courtという呼び名にかわった

石の家, Stone house(Kamenný dům)

14世紀から15世紀に銀採掘家によって建てられた。今はミュージアムとして使用している

 

ペスト柱 ,聖母マリア柱像 (Morovy sloup P Marie Kutná Hora, Česká republika)

ペスト終焉を記念して17世紀に建てられた。人口が2桁まで落ち込んだと言われるクトナーホラなので物凄い思いが込められてると思います

 

参考HP

チェコ電鉄公式 https://www.cd.cz/en/default.htm

プラハガイド  http://www.myczechrepublic.com/

クトナーホラサイトマップ

https://korchma-kazak.ru/pl/vegetables/raionnyi-centr-kutna-gora-dostoprimechatelnosti-kutna-gora-chehiya-gde.html

トラベルJP https://www.travel.co.jp/guide/article/27893/

 

 

参考になるマンガ

チェコは基本的に侵略される側なんですけど、黄金期には他国へ侵略戦争を起こしています

特にキリスト教会への反発が強くヤン・フス(プラハにフス像があります)が開いたフス派(プロテスタントの先駆け)が神聖ローマ帝国に対して激しい戦争をしています

ヤン・フスは戦いの初期で敵対国に処刑されますが、その意志をつぐヤン・ジシュカが世界で最初に銃を使った戦いと戦術を繰り広げて中世の甲冑騎士をことごとく打ち破ります

あまりに手軽に訓練されていない民間人が戦争で活躍できることを示したフス戦争では多くの子ども、少女兵も戦争に参加することになったそうです

史実に基づいた凄惨な戦争を描く歴史漫画では、12歳の少女シャールカがヤン・ジシュカと共に反カトリックの戦いに参加し戦果を挙げていきます!

チェコに旅行するならこの漫画を読んでおけば、観光場所での歴史観を事前に楽しく勉強出来るのでお勧めです(グロ多め)

乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ : 1 乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ (アクションコミックス)

小銃(大砲の小型兵器)を手に取り戦争に参加する少女

プレートメイルを至近距離で貫通させ次々に殺害する

 

 

 

 

読んでくれてありがとう御座います

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AKI

プラハ以外にも良い場所あるじゃん!ってビックリしました

Mina

チェコは中世そのままが残ってるから素敵




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