体験談!辛い陣痛を耐えオランダの病院で出産!(中編)

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AKI

先に前編を見るのがおすすめです

 

オランダで不妊治療・出産をしたい方向けの記事です

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注意!!

ごめんなさい。IVFやってる最中の検診内容とか経過について全部すっ飛ばしてます(つまりAKIの怠慢でブログに出来てない)

徐々にブログを書いていくので今回は出産前夜ー退院までの話をさせてください!

 

前編のドタバタから遂に病院到着!

無事赤ちゃんを出産出来るのか!?

 

今回はオランダで出産するのにどんなドラマがあったのか記事にしちゃいたいと思います

全体の流れはこんな感じです。中編では分娩室から出産までの話になってます

・陣痛(出産前夜)

・早朝の破水

・自家用車で病院へ直行

・病院の駐車場がハードル高すぎ

・最大レベルの陣痛までの地獄の6時間

・出産直後からの容態急変(←ここまで)

・手術&入院

・退院

・番外編 素晴らしい入院食

 




ごめん! 絶対に伝わらないけど言わせて欲しい!

この駐車場はないぜ、Zaans Medical Centerさんよぉ!

冷静に考えて欲しい。別に俺らイオンモールに来たわけじゃないですよ。俺のすぐ隣には今すぐにでも生まれるんちゃうんか?ってレベルで陣痛に耐えてる妻を乗せてるんですよ

 

いや立体駐車場はねぇぜ!って思いながら侵入しました(笑)

 

だって病院の駐車場ですよ? 普通さ、病院入り口のすぐ横に車を横付け出来るようになってませんか??

俺が期待したのはこんな感じでさ、
入り口の直ぐ近くに車を停めて直ぐに病院に駆け込める感じなんよ!

 

それとだ、もう一つだけ言わせてくれ…

 

病院入り口までが遠い!!

駐車場からどれだけ歩かせるねん!

 

AKI

歩ける?

Mina

ムリ歩けない、車いす取ってきて

Minaうさぎを車に残して車いすを探しにいくしかありません

そして、目に見える範囲に車いすがない!

っていうか一緒に来たクラームゾルフはどこへ行った?

俺はどうしたらいい!?

※立体駐車場なのでお互いを見失っていた!

 

腹をくくって、立体駐車場から出て緊急事態なので地上階にあった車いすマークのスペースに車を停めました

そして車から降りてダッシュで車いすを探しに行きます

以前、別の病院ツアーに参加した時に、「車椅子は病院入り口に置いてあるから勝手にとっていいわよ」と言われた記憶を全力で辿って、車いすが置いてそうな所を探します

 

KISS & RIDEの場所にあるか??

いや、それとも病院入り口側へ全力で走った方がいいか??

抑えきれない焦る気持ちを、落ち着け、落ち着けって自分に言い聞かせて辺りを見渡してると、

車いすに乗ったおじいちゃんを発見!

 

 

おっしゃー!この人について行けば絶対に見つかる!って思って、おじいちゃんの向かう先に車いす発見!

 

走ってその車いすの場所に向かい、€2を鍵に差し込みロックを解除してMinaうさぎを乗せます

 

そして、ラッキーなことにMinaうさぎを車いすに乗せてる時にクラームゾルフとも合流!

よし、これで安心して病院へ運べる!

 

病院へ着いてから先はスムーズに物事が進んでいく

クラームゾルフはオランダ語で助産師さんと会話をして妊婦の状態を説明して一緒に分娩室まで来てくれたし、

分娩台(ベッド)に座らせてからは、助産師さんらが点滴(抗生物質と促進剤)を手際よく付けてくれます

なぜかこの時発熱(37.8℃)していたMinaうさぎ、パラセタモールも処方されました。

出た!オランダ名物パラセタモール!!!

 

( ´Д`)=3 フゥ

ひとまず一息付けたのは破水を確認してから2時間後のことでした

この濃密な2時間は二度と経験しないでしょうし、本音を言うと経験したくもありません(笑)

 

陣痛開始、そして”いきみ”

たしか、病院に入ったのが3月29(金)の9時半ごろ

 

Minaうさぎはこんな感じのモニターをお腹に巻かれて、陣痛と赤ちゃんの心拍(?)を常に看護師さんがチェック出来るようになりました

別室で常にチェックしてるから大丈夫よ。けど何かあったらこの呼び出しボタンを押してね

そう言ってから看護師さんは部屋を後にします

 

なので分娩室は基本的には俺とMinaうさぎの2人

 

他の人が書いたブログを見てると、この時間をうまく過ごせなくて、旦那側が時間を弄ばしてゲームしたり、スマホでネットサーフィンしたり、マダーみたいな発言で奥さん達の激怒を引き起こすと聞いてましたが、我が家はそんなことは一切せずに一緒にその時を待ちます

 

まぁ海外駐在で日本を離れてもう丸5年が経過しました

当然その間に絆を育みましたし、2人で5年間ずっと一緒にいたので、一緒に何かをするのが習慣化してます

なので2人っきりでのたわいのない会話なんてお手の物です

 

まぁ分娩室内を色々調査して写真を撮りましたが、それは全てブログ読者のため(笑)

ということで分娩室を紹介します!

左から順に、・謎の機械(一回も使いませんでした)・電子レンジ(晩御飯などで活用)・赤ちゃん用の体重計・おむつ交換台(上からハロゲンヒーター照射で快適)・手洗い用の蛇口

 

おむつは病院側から貰えます。この台は服を着せる時にも使えてめっちゃ便利!

 

一番左の透明な容器が赤ちゃん用のベッド。生まれてからはここに寝かせて一緒に過ごします

 

トイレは分娩室に備え付けられてるので外に出る必要がありません

 

なんとシャワーも使えます! 産んだ後は汗とか血とか涙とか色々流してスッキリできますよ!

 

 

とかやってるうちに看護師さんが来ました。コンコンというノックオンと共に助産師が入ってきます

計器類をチェックして、ベットに横たわって痛い痛いと言ってるMinaうさぎに絶望的な一言、、

 

あと2時間後くらいにまた様子見にきますね~

 

AKI

まだ様子見なの!?

Mina

まだ生まれないの!?

そうか、お産って時間かかるんだ…

陣痛促進剤を点滴してるから、もっとダッシュで生まれるんだと思ってた…

 

ちなみに促進剤はオキシトシンでした。日本でもよく使われる薬と聞いてますけどホルモン剤みたいですね

 

陣痛は3-4分間隔で1分程くるでしょ。2時間ってことは120分でしょ

ってことは、少なくとも24回は陣痛の痛みが発生することになるんだけど

 

Mina

痛い…(´;ω;`)

 

この戦い、まだまだ始まったばかりなんだなと思ってるとMinaうさぎから本音がポロリ

今でもこんなに痛いなら産む直前だけど帝王切開(C-section)したいかも…

 

 

もちろん痛いからという理由じゃ帝王切開してくれませんが、普段のMinaうさぎを知ってる分、産みの苦しみを感じ取りました

 

さらに2時間経過します

時おり看護師さんが来て、飲み物大丈夫? 食べたい物とか無い?と聞いてくれます

 

Minaうさぎは完全に食べる気が失せて、飲み物を口に含むのが精一杯

おにぎりせんべいとか、ゼリーとか準備してたけど、それらは全部俺が食べることになりました(笑)

 

病院から貰ったレモネードとか、紅茶とかを口に含みながらその時が来るのを待ちます

お昼はとうに過ぎて午後2時ごろ、再度看護師さんが来ますが

 

じゃあまた2時間後くらいにきますね~

 

状況が全く変わらない! 

もう病院に来て6時間は経ったぞ、まだ動きはないのか!

隣で痛がってる子を見続けるのに心の余裕がなくなってきます

 

そして15時半に差し掛かった時、ついに大きな波がきました

 

お腹がぎゅうぅぅぅっと容易に目に見えるレベルで搾り込まれます

痛い、痛い、痛い!!

 

 

出産そして緊急事態

産むための陣痛が始まった!

多くの男性側がパニック状態になると聞いていましたが、その例に漏れず僕も半分パニックです

 

覚えていることは限られていますが体感したことを全てシェアします。オランダならではの、日本とは全く別の予想しないことが沢山有るので、出産する時の参考にして下さい

 

大きすぎる分娩台!

ここはオランダだぜ!って物凄い思い知らされました。オランダは世界一背が高い人が住んでる国です

俺の同僚も185cmくらいの女性社員なんてざらにいます

 

日本人と話をしてて、小柄で可愛い子いない?と聞かれた時に「xxは170cmで小さくて可愛いぜ!」って答えたら

お前、感覚バグってるぞ(笑)

って突っ込まれる国です

身長150㎝代に合うベッドじゃないので楽な姿勢が取りにくい

 

出産時の姿勢をとりにくい(もしくはとれない)

出産といえばこの姿勢をイメージすると思います

足がしっかりと台にあたって、お尻の奥らへんから腰を支え、手はしっかりとバーに手がかかる

じゃあMinaうさぎがどうだったかと言うと

 

AKI

この体勢を100点とするなら?

ガツンと言ったって!

Mina

うーん、そうだなぁ。。。

 

採点出来ない!

だってこんな姿勢出来て無いもん!

 

どんな感じだったかと言うと、足を台に乗せると、ベットのリクライニングで折れ曲がる箇所に首が当たるイメージです

つまりこんな感じ!

 

病院側もかなり四苦八苦してて、色んな姿勢を試しましたが、最終的にはベッドの足置き台とか全部無視(笑)

太ももを腕で抱え込む様にして、足をお腹に付ける様に腕の力で引き込んで、おへそを全力で見て”いきむ”ことになりました

 

欧州基準の分娩台なので、恐らく165cmを下回る場合は正しい姿勢をとることが出来ないので要注意です!

 

会陰切開までの判断が長い!

本格的な陣痛、つまり赤ちゃんを出産するために”いきみ”を開始してから1時間以上たって漸く会陰切開の判断になりました

陣痛の波が小さくなったらオキシトシンを追加して何とか自然分娩(これは自然なのか?)で産ませようとします

 

Minaうさぎは顔が真っ赤になって、数回ふくらはぎが吊って、汗だくで、必死にいきむ!

これを隣で1時間以上見せられるのは非常に辛い!

 

頑張って!

もう黒い髪の毛見えてるよ

赤ちゃんの頭を見たいでしょ

とかなんとか言葉を浴びせられ続けます

 

えっと、聞こえてきた英語としては

Push it!  You are strong women.

I can see the black hair. You will see your baby!

 

とかいう言葉を浴びせられ続けます

そりゃ、俺も日本語で励まし続けますが、心の中では、はよ会陰切開して出口広げてあげてくれよ…って、口には出せませんが感じてました

 

30分くらいで判断してくれ! 1時間以上は長すぎる!

 

 

で、結局、完全に衰弱してから(1時間半くらい)ドクターが来て、会陰切開を行うことになりました

 

ジョキン! ジョキン!(え?2カ所切った?)

 

AKI

漸くこれで、終わるのか…?

 

2か所切って頭が8割ほど?出て、そして次の陣痛を待ちますが体力の限界を迎えた体では陣痛がなかなか来ないので、しびれを切らした病院側が陣痛なしでのいきみを判断

 

そして、残り全てのパワーを使っていきんで出産が終わり!

 

 

これでHappy Endになればよかったんだけど

ここから言葉じゃ表現できない、もっともっと恐ろしい、本当に2度と体験したくない事態を迎えます

 

 

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